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【大人の工場見学】累計1000万台の食洗機を製造したパナソニック。草津工場に潜入!




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ご存知でした? 日本で初めて自動食器洗い機を発売したのがパナソニックだってこと。

1960年の生産開始から、自動食器洗い機の改良とモデルチェンジを繰り返してきたパナソニック。同社の製品は国内の食器洗い乾燥機市場で高いシェアを誇っていて、2017年6月22日には累計1000万台の生産を達成したんですって。そんな自動食器洗い機がどのように組み立てられているのかを、滋賀県にあるパナソニック草津工場にて、同社のこれまで歩んできた道を振り返りながら見学させてもらってきました。

 

「さっぱり売れなかった」最初の25年間



57年の歴史があるパナソニックの食器洗い乾燥機ですが、実は販売開始からの25年間はまったく売れなかったんですって。それでもあきらめずに生産を続けたというのだからすごい。まずはそんなパナソニック食器洗い乾燥機のヒストリーを紐解いてみましょう。


▲左が初代モデル「MR-500」、右が「NP-100」

国内初の電機自動皿洗い機「MR-500」が発売されたのは1960年のこと。しかしながら、この製品は洗濯機のアルミボディを使用したものでかなりの大きさだったとされています。しかも高卒の初任給と同程度という高価な商品でもありました。こうしたサイズ問題の解決は、愛称「オバQ」と呼ばれた大きめの卓上食洗機「NP-100」の登場を待つことになります。


▲本格的な床置きタイプ「NP-1000」

システムキッチンが登場した1969年には、さらに進化した本格的な”床置き”タイプ「NP-1000」も開発されました。それでもなお、ヒット商品になることはなかったといいます。その理由は設置性や価格面の問題もさることながら、機械に食器洗いを任せる抵抗感が根強く残っていたからなのだそう。普及が進まない低迷期が続いたのですね。

パナソニックにとって初のミリオンセラー製品となった記念すべきモデルが登場するのは、だいぶ時が流れた1986年のこと。キュービックタイプのコンパクトな「キッチン愛妻号 NP-600」が登場。1年で約3万台を販売したのです。その背景には、働く女性が増えて家事の省力化意識が高まったという社会状況がありました。


▲大ヒットした「NP-600」。今でも使っている人が多いのだそう

そこからは立て続けにヒット商品が生まれることになります。1988年には45cmモジュール対応のビルトインタイプが登場し、キッチンメーカーや住宅会社の戦略商品として確固たるポジションを確立。また、設置性を大幅に改善し、約30cmのシンクサイドにも設置できるコンパクト・スリム「NP-33S1」を1999年に市場投入すると、消費者からは「これなら置ける」という声が多く寄せられたといいます。


▲シンクサイドに置けるコンパクトサイズが受け入れられた「NP-33S1」


▲本格的なビルトインタイプが登場したのもこの頃

 

家電「新3種の神器」と呼ばれたことが追い風に



そんななか、2000年代に入ると社会情勢がさらに大きく変化します。薄型TV、カメラ付き携帯電話と並んで食器洗い乾燥機が家電「新3種の神器」と呼ばれるようになったこと、そして有職主婦の増加が追い風となり、食器洗い乾燥機の販売が加速したのです。やがて2006年には設置性と使いやすさを追求した「NP-BM1」が発売され、ついに生産累計は500万台に到達することになります。そうした歴史を経た食器洗い乾燥機も現在は普及期となり、生産数はじわじわと伸び続けているのです。

そしてようやく冒頭の話題に戻って、ついに2017年6月に生産累計が1000万台に到達したというわけなのです。500万台を売るまでには生産開始から46年もかかったのが、そこからの500万台は2006年からのたった11年で販売した計算となるんですね。食器洗い乾燥機の急成長ぶりがよくわかります。

 

欧米と比較して普及率が低い日本



それでも、日本は欧米諸国と比較すると食器洗い乾燥機の普及率が低いのだそう。2014年のデータによれば、食器洗い乾燥機の普及率はオーストリアが84%、ドイツが82%、アメリカは69%に対し、日本はたったの28.4%なんですって。パナソニックは目標普及率を70%としているものの、「ぜいたく品、もったいない」といった声や、「手で洗った方がキレイに落ちる」といった思い込みがあり、普及率の目標到達には遠い状況が続いているのが現状。逆に言えば、もっと食器洗い乾燥機のメリットが消費者に伝われば、販売台数の大幅アップが期待できる家電ジャンルと言えるのかもしれません。


▲日本は欧米諸国と比較すると食器洗い乾燥機の普及率が極端に低い

 

丁寧に素早く組み立てられていく製造工程




▲工場の一部

前置きが長くなりましたが、食器洗い乾燥機がどのように作られているのか、実際に工場内を見学させてもらいました。ここパナソニック草津工場では、年間33万台のビルトイン食器洗い乾燥機が生産されているんですよ。


▲人の手による組み立てが多い

これまでたくさんの白物家電の工場を見学してきましたが、この工場では従業員が多いことに驚かされました。四角い外装で一見すると組み立てが簡単そうに見えるビルトイン食器洗い乾燥機ですが、実は内部構造は複雑そのもの。きっと人の手でなければ作れない箇所が多いのでしょう。作業する範囲が多く工程が多いことから、ビス締め忘れ防止カウンターや画像認識カメラなど、うっかりミスを防ぐための作業支援システムが充実しています。作業の効率化が進められた結果、なんと現在ではビルトイン食器洗い乾燥機1台が完成までにかかる時間はたったの45分という驚愕のスピード感。


▲ビス締め忘れ防止カウンター。ビスを止めると数字がその都度減っていく


▲時間のロスを防ぐ「からくり作業台」

印象的だったのは、工程の途中でさまざまな試験が行われているということ。食器洗い乾燥機の実際の利用シーンでは高温のお湯が使われ、蒸気が発生したりしますよね。そのため、高圧吸水試験などで水漏れがないかなど、念入りなチェックが実施されているのです。

 

食器洗い乾燥機のメリットとは



今はまだ、食器洗い乾燥機を使ったことがない人の間で「手洗いでないと安心できない」「ちゃんと汚れが落ちているのか不安」という声も多いのだそう。「誤解が多いのです」と語るパナソニックの担当者に、食器洗い乾燥機を導入するメリットについて聞いてみると、「食器洗い乾燥機のメリットは、節水性が高いということ。手洗いはため洗いをしても最後は水を流して使うが、食器洗い乾燥機は循環式のため洗いで、水を節約できる。もし水を流しっぱなしで洗った場合、約82Lにもなるが、食器洗い乾燥機では約9Lで済む」とのコメントが得られました。


▲手洗いでもため洗いをすればこんなに使わない気もするが、それでも9Lで洗うのは大変そう

そして何より、人の手で洗わないので高温洗浄ができるということが大きなメリット。手洗いの場合は、給湯器を使ってもせいぜい40度程度ですが、食器洗い乾燥機はより高温だからしっかり洗えるのです。たとえば豚や牛の脂が溶ける温度は50度近くですが、食器洗い乾燥機のお湯なら70度近くまで温度が上がるので脂がキレイに落ちるというわけ。また、最新モデルでは「80度すすぎモード」も搭載しており、頑固な汚れもしっかり落とせるといいます。手洗いで念入りに洗ったつもりでもなんとなく残ってしまうベタつきは脂が落ちきってない可能性も高いのですが、食器洗い乾燥機はそういったギトギト汚れに強いのです。

洗剤の違いも見逃せません。台所用洗剤はほぼ界面活性剤ですが、食器洗い乾燥機の洗剤では、界面活性剤の比率はわずかなもので、酵素、漂白剤、アルカリ剤が入っています。これによって茶渋なども分解できるため、食器の白さが際立ち、輝きも違うのです。


▲台所用洗剤と食器洗い乾燥機の洗剤は成分の構成が違う

そんな理屈抜きに洗い上がりの違いがハッキリわかるのが、食器洗い乾燥機で洗ったビールグラスと、手洗いで洗ったビールグラスに、ビールを同時に入れる実験。泡のキメ細かさ、泡立ちが全く違うのが一目瞭然です。さらに数分が経過しても、食器洗い乾燥機で洗ったグラスは泡がしっかり残っていました。やはり食器洗い乾燥機は脂や汚れが落ちているので泡立ちがよいということでしょうか。よくバーテンダーがグラスを磨いているのも、同じような効果があるのかもしれないですね。手で拭くと布巾などの繊維やホコリがつくこともありますけれど、乾いたピカピカの状態で取り出せるのも食器洗い乾燥機の魅力です。


▲泡立ちがこんなに違う! 左が手洗い

誤解が多いとされる食器洗い乾燥機ですが、筆者自身も卓上タイプを愛用していて、今はなくてはならない家電の一つとなっています。大家族で活躍してくれるのはもちろん、汚れ落ちという点では少人数でもメリットは大きいもの。なんとなく食器類のベタつきなどが気になる方も、注目してほしい白物家電なのです。

文/石井和美

 

関連サイト



食器洗い乾燥機生産累計1,000万台を達成(Panasonic Newsroom Japan)


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