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VRで“1億円の豪邸”を歩いて理想の家づくり。B&Oやlaundroidも連携する「社長の邸宅」
 注文住宅やデザイン住宅を手がけるフリーダムアーキテクツデザインは、建物価格1億円以上の富裕層に向けた家づくりプロジェクト「社長の邸宅」を開始した。建てる前のシミュレーションとしてVRを導入し、内装や家具まで事前に確認できるのが特徴。バング&オルフセン(Bang & Olufsen)のスピーカーやテレビ、全自動衣類折りたたみ機の「laundroid(ランドロイド)」などを置いた場合の室内もVRで見られる。

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 「社長の邸宅」は、会社経営者など、仕事が忙しく時間がとれない高額所得者層を主な対象とした家づくりのプロジェクト。建てたい人の希望やデザイナーの意見を元にした3DCGのVR映像を作成し、実際に家の中へ入って見るような感覚で、建てる前にシミュレーションできる「VRアーキテクツシステム」を採用。インテリア、家具まで一括で提案を受けるのも特徴で、インテリアデザイナーなどの専門家も参加。VRで実物に近い形で確認できるため、要望の反映もスムーズに行なえるという。なお、社長でなくても利用できる。

 「VRアーキテクツシステム」は、BIM(Building Information Modeling)ソフトウェア「REVIT」と、クラウドサービスの「Autodesk LIVE」、3Dゲームエンジンの「Autodesk Stingray」、ヘッドマウントディスプレイの「HTC VIVE」を連携。

 3Dで作成した設計段階の家の中を、歩きながら眺められる。設計の初期段階からBIMソフトのREVITを活用することで、住宅の完成イメージを外観から内部空間まで3DCGで作成。このモデルデータとHTC VIVEが連動し、図面の中を歩くような体験ができ、平面図ではわかりづらい室内の奥行き感や天井高、家具のレイアウトまで確認できるという。

 ハイエンドのオーディオ/ビジュアル機器を手掛けるバング&オルフセン(Bang & Olufsen)もこのプロジェクトに協力。「BeoLab 18」などのスピーカーや、テレビの「BeoVision AVANT」などが対象で、設置した場合のイメージを、購入前に確認できる。このほかにも、セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズによる全自動衣類折りたたみ機のlaundroid、イタリアの高級家具メーカー「Minotti(ミノッティ)」などのブランドも参加。大型の家具などもVR空間の室内に設置して確かめられる。

 このVR映像では、日照のシミュレーションも可能。建てる場所の緯度経度や方角のデータを元に、日時を指定するとその時に日光が部屋のどこまで届いているかをビジュアルで確認できる。

 今回の取り組みでは、世界最大の住宅デザイン・住まいづくりのプラットフォームを持つ「Houzz(ハウズ)」を活用。Houzzには、世界中のデザイナーなどによる1,400万枚以上の写真が掲載され、好みの写真を選ぶことで、家のイメージを作ることができる。登録されたデザイナーを選んで、その人の作品から好みの写真を選んだり、他の人のレビューを閲覧することもできる。Houzzで選んだ写真をVRで作成した家にも反映した形で確認できる。

■豪邸の市場を獲りに行く

 フリーダムアーキテクツデザインは注文住宅に特化した設計事務所として1995年に創立。現在は全国に16の拠点を持ち、年間約370棟のデザイン住宅を手がけているという。不動産部門もあり、土地探しからサポートする。

 鐘撞正也社長によれば、1億円以上の家を建てる人の多くは住宅展示場やネット検索で依頼先を決めており、80%以上は土地探しから行なっているという。

 同社は、建築家などが個人で対応する方法とは異なり、不動産やインテリアなどそれぞれのプロによる「チーム対応」を行ない、家を建てたい人の希望に様々な面で対応できる点などを特徴としている。「富裕層の方でも適切な依頼先がない事実を知り、社長の邸宅プロジェクトを考えた」としており、9月末までのVRプレゼンテーションは20組までに限定しているが、「2~3年後には年間受注数100棟を目指す。豪邸の市場をフリーダムが獲りに行く」と述べた。

 ハウズ・ジャパンの加藤愛子代表取締役は、Houzzの特徴について「1,400万枚の施工写真から“アイデアブック”を作って、そのまま専門家と共有できる。(海外のデザイナーとのやりとりでも)簡単に言語の壁を越えられるのが強み。住まい手(家を建てたい人)にとって理想の住宅を、手に入れていただける」とした。











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